――実際にドラマがスタートして、個人的に第1話で世良が「じゃあ1000万払えよ」と研修医に話すシーンが好きでした。
竹内:あははは(笑)。あのシーンは、本当はもう少し長くて「このセリフ知らないの? 名物なんだけど」みたいな言葉が続いているんです。やっぱり渡海(二宮和也)の存在は強烈で、ずっと彼の中にいるんでしょうね。ああやってイジることで、過去のトラウマから少し解放されている自分がいる。でも、世良は6年前よりずっと成長しているのに、どこか物足りないというか、ここからもう1歩成長するために何か刺激を探していて。だから、あのセリフは世良の寂しさだと僕は思っています。