皇太子ご夫妻は４日、羽田空港発の自衛隊機で宮城県を訪れ、東日本大震災の被災者を見舞われた。ご夫妻の被災地訪問は震災後初めて。

ご夫妻は、避難所になっている同県山元町の山下小学校と山下中学校を訪れ、被災者を一人ひとり激励。山下小学校の体育館で、皇太子さまは「こちらの生活はいかがですか」「夜はお休みになれますか」などと話し掛けた。

雅子さまは、避難所に身を寄せる女性が「（震災当時を）思い出すと涙が出ます」と訴えると、優しく手を握り「おつらかったですね」と声を掛けた。雅子さまが目元をハンカチで拭う場面もあった。

ご夫妻はこれに先立ち、１８０人の犠牲者が出た同県岩沼市の被災状況を視察。津波が襲った仙台空港近くの現場で深く黙礼した。（2011/06/04-19:27）

皇太子夫婦出動, 對受災的人民是一種鼓舞