VS乱々&ちい とりあえずゲームブック的に文章で戦闘を進めていこうというのは大まかに考えていて、まずやりたかった方向性を開幕でぶつけることにした。バフ奪取を味方に使ってひかり子が無敵になって無双する、そういう「いやそうはならんやろ」「それありなん?」というのをやりたくてやった。
VS無名異 ちいちゃんが活躍する回。連続攻撃持ちなので回数バリア持ちをだそうとおもって無名異ちゃんのスキル構成がきまった。実際、ちいちゃんと無名異ちゃんは真の剣士枠という属性かぶりがあるのでそういう鍔迫り合いをみたくてやった。セトくんのイメージに引っ張られ無名異ちゃんに自爆系スキルを付けてしまったが結果として後半戦で輝いたのでよかった。
VSネベト 乱々が活躍する数の暴力回。乱々ちゃんのスキル構成は自分がやりたかったカードゲームで「これがこうなってこれがこうしてこうなって貴方は死にます対戦終了お疲れさまでした」感を出したいがために厄ネタになってしまったのだけれど結果として仲間との絆が深まる茶番も挟まり美味しみがある。行動順を遅らせるのは卑怯かなと思ったけどTRPGではGMがオッケーだしたらオッケーなのでオッケーでしょ。
VSネフェルティ 無名異とネベトと上人様のコンボが炸裂しまくる回。こういうそうはならんやろなっとるやろがいの応酬が好き(N回目)ネフェルティルティトはネフェルティ+アースティルティト。アースティルティトは……これ以上は無粋ですね
VS黒鳥 最後ぐらいセトくんが活躍しないといかんと思った。けれどみんなの行動が茶番を含めて無駄にならないようなそういう戦闘。アイテムについては突然出てくるし突然出せるのでご都合主義感はありますが…道中は茶番メインでアイテム探索とかをやろうとしたら2万字どころではなくなるので…この辺は次回があったら考えどころ。
MVPの願い事。乱々やちいは最初に選んだ場合1戦目でMVPを取る。その場合、乱々は「ヌードモデル」を要求してホロウチェックを弾かれ「女児服を着ろ」になる(妖土真宗ちびっこ腕相撲大会参照)。ちいは「首をすげ替えていいでち?」をホロウチェックで弾かれ、「じゃあせめてちいの服を着て未来のちいを妄想させて欲しいでち…!」となる。 どちらにせよ不審者ドッペルゲンガー。
無名異の願い事。最終戦まで持ち越さない場合、「私もイメチェンをしてみたいのだが上人からせっかくの肌と髪を傷つけてはいかんぞいと言われたので、かわりにセトを着せかえ人形にして楽しもうと思う」となる。前髪を上げて髪の毛を赤く染めて髪の毛も切って…と注文をつけて「おい無名異、やめたほうが…」と止められるがホロウマジックで過程をすっ飛ばしイメチェン完成。 その姿がどこからどうみてもカラツで無名異は泣いてしまうのであった。
紫鸞の願い事。無名異が願い事を消費している場合は上人が最後の願いを言う。上人様は洞察力が凄いのでなんでも理解できるし「~~ということぞい」と言わせると凄い説得力があるしそういうことにできる。個人的な願いをするなら「セト、これから一生拙僧に優しくするぞい!」あたりかな…セトくんはそんなに態度が変わらず実は現状が一番優しい接し方だと判明してえぇ…となる
ネベトの願い事。別に理想の私はいずれ自分がそうなる存在なので喪うことは怖くない。ということで無名異も紫鸞も願い事を消費していたら最後の願いは彼女が言う。個人的な願いを言うなら…個人的な願いは多分きっとダンジョンの中では言わない。みんなの眼があるから。
でも、最後の願い事は無名異ちゃんが一番適任だと、そうは思いませんか?
珠烏は未来に夢を見る。夢を描く。そして夢が敗れても、現在を愛せる。辛い過去から飛び立っていける。それは外に出たいという気持ち、友達がほしいという気持ち、自分と他人を愛せる気持ち。
黒鳥には過去しか無い。夢を観ない。夢を描かない。夢には決して手が届かない、飛び立っていく先がどこにもないから飛び立てない。外に出られないのなら諦める。現状に納得するしか無い。…けれど珠烏にはもう叶わない楽しかった思い出があって、それは黒鳥にも存在していた。それだけが輝かしい思い出だった。
それは例えば、いつかどこかあの場所で初めてであった時に交わした、他愛のない会話とか。
「昔みたいに外で遊べばいいじゃん」はもう二度と出来ないんだよ
素体ちゃん かわいそう 素体ちゃん絡みでもう一本「被造物でこの世界でしか存在できない故に脱出を拒む」めいた展開をやろうと思ったけど流石に冗長すぎてやめた。
乱々は画を残した。何も残らないとしても、何かは残せるはずだと。
ちいちゃんはいつもどおりです。いつもどおり明るく振る舞うことが一番みんなを幸せにできると知っているから。今日も手をちくちくする。小難しい顔をしている子をみつけたらちくちくする。ちょっとでも気を引いて気を紛らわさせる。
ひかり子は思いをいつも以上に残すことにした。この思いはすぐに語らないと消えてしまう。サエズリだけではなく肉声でも。独り言ではなく会話として。
上人様は表面上だけではなく心の底までもちゃんと見通そうと日々修練に励むようになった、きがする。付け焼き刃の表面的な言葉だけではだめだと。たぶん。自分の至らなさを知覚した時、至らない己の愚かさに苦しみ救われたいと、その気持を紛らわすために修行に明け暮れて3日で飽きた。
無名異は今日も友に思いを馳せる。別れは辛いけれど、だからこそ心に残り続ける。楽しかったあの日々の思い出は、きっと失われることはないと…そう、思うのだ
セトくんは神様なのでちょっとした不条理ぐらいは覆せる。俺は神だぞ!!!!まあ普通ならこんなことはしないが、心に無理やり刻まれた楽しかった思い出のせいでちょっとは丸くなったのかもしれない。でも味方で攻撃し合ったり自爆させまくったりは違うと思うんだよな…