黒鳥は自分が持つ思い出を決して誰にも渡したくないし、黒鳥と定義されてからの思い出も誰にも渡さないので明かさない。

彼女は夢に羽ばたいていけなかった籠の中の鳥だったけれど、そんな彼女を連れ出してくれた優しい人達がいて、優しい神様がいた。

だから彼女はそんな神様みたいになれたらいいなとおもっている。

旅を見送るもの、夢に向かう者を応援するもの、未来へ一歩す進む手助けをできる、そんな神様になりたいと思っている。

こうは言うけど黒鳥は珠烏に自分を受け入れろ取り込めとは言わない。

黒鳥は自我を確立しつつあり、だからこそ渡したくない