#FF14 #5.5ネタバレ注意
「ディランデル伯爵の言動に驚かされてばかりだったが、君のことも沢山思い出させて貰ったよ」
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吹雪は止むことを知らずに、今日も君が眠る地を撫で続ける。
君が望んだ明るい道へ向かって、貴族も平民も分けなく手を繋いで歩みだした。
フランセルと一緒に音楽会を披露して、沢山の人と共に復興されたイシュガルドのために歓声を上げてきた。
とても楽しかった。嬉しかった。皆の笑顔を見ると顔が緩んでしまう。
きっとこの国の誰よりも、騎士の誇りを持つ君が一番喜んでくれるはずだった。
千年に渡る痛みを沈むことができなくても、太陽のように周りを照らし、温かい君ならきっと。
笑顔がきっとこの顔に一番似合うだろ。君がそう言うのだから。
守り切った君と、守れなかった僕じゃどうしようもない。
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