小劇場:
1.
船での対決
「久しぶりじゃん。あの後店にも来ないから何してんのかなーと思ってたけど、ずいぶんでっかい仕事をしてたみたいだね」
「……」(いやお前が二度と来るなって言ったんだろうが)
2.
「美味しいです。流石喫茶リコリコの看板娘」
「お世辞はいいからとっとと話せ」
(本音なのに……)
3.
捕まった後のフキ
「結局何がしたいんだよ」
「しいて言うなら……プロポーズ?」
「はっは。なんだお前ロリコンかよ」
「……やっぱりロリコンになりますかね」
「なるだろ」
「そっかぁ……」
「あーいやまぁ私ら孤児だし実年齢合ってるかわかんねぇけどな?」
「お気遣いどうも……」
「うん……」
4.
捕まえた後
「いい加減これ解け。逃げないから」
(今日もちゃんといる……捕まえたの夢じゃなかった)
「おいなんか言えー」
(本当に捕まえたんだなぁ……可愛いなぁ)
「おい聞いてんのか井ノ上」
(口わっる……好き……)
5.
捕まえて地下室連れてきた後
「ここが寝室です。シーツも枕も全て新品なのでご安心を」
「へーへー」
「あ」
「なんだ」
(ベッド一つしか用意してないな。まぁいいや床で寝よう)
「なんだよ」
「いやなんでも」
6.
監禁して数日後
「ただい……お」
「っりゃ!!」
「っその拘束でよくやりますね」
「どうも。鍵出せ」
(綺麗だなぁ)
「大人しく出さないならちょーっと痛い目……あーお前痛覚ないのか」
(髪の毛伸ばしてもらおう。光が透けて綺麗だ)
「……無言やめない?」
7.
一線越えた後
「なによ」 「……」
「たきな?」「……名前、呼んでくれるんですね」
「そりゃここまでして呼ばないのも……あれじゃん」
「千束」「ん」
「千束」「なに」
「千束」「……なんだよ」
「いえ、噛み締めてました」
「……君ほんとにわたしのこと好きなんだね」
「はい」「変な奴」
8.
拘束外した後
「毎回ふーふーしてやんなきゃダメか~?」
「千束がそれでもいいならお願いしますけど」
「いやじゃわ。一回り以上年上相手にママやる趣味はないよ。子供じゃないんだからちゃんとしろ」
「……」(なんだしてくれないのか)
9.
監禁後初めて店訪れたたきなと迎えるミカ&ミズキ
「っ、ふー……」
「殴らないんですか」
「殴ったところで意味などないだろう」
「……そうですか」
「いや意味なんてどうでもいいだろオッサンがやらねぇならアタシがやったるわ歯ァ食いしばれクソッタレぇ!」
「ぅぐっ」
ガッシャァン!!
10.
キスマーク云々
「……ボスもそういう欲求あったんだな」
「は? 何の話?」
「首と背中。キスマークついてるぞ」
「っっ」
「なんだ、気付いてなかったのか。まあ自分じゃ見えない位置だしな」
「計算済みだなあんニャロ……」
「独占欲すげぇなぁ」
「ニヤニヤすんな!」
「ははっ。無茶言うな」